
エンブリオ新曲で幸せそうな藤戸さんに、こちらもほっこりいたしました。
昨日のもぎヴァナは、プロデューサー交代のお話などがあったので、盛りだくさんでしたね〜。
話の内容としては、公式ページのご挨拶で書いてくださったこととおおむね一緒でしたが、やはり直接のお話だと、細かいところのニュアンスや微妙な部分や表現しにくい葛藤などが、文章よりも伝わってきたように思います。文章にするとその辺は押し出せないというか、綺麗に整えられた感じで表現しないといけないでしょうし。特に公式ページという固いところにあげたものですからね。
しかし、松井さんが「プロデューサーとしてはやりきった」と思えたこと、藤戸さんが「これから先、プレイヤーがいる限りずっとずっと続けていくために土台をしっかり固める」という決意を改めて示していただいたことで、聞いているこちらも改めて前向きな気持ちを持てたのではないかと思います。
まあ何よりも、松井さんが別にFF11チームを離れる訳ではなく、これからもひとりのプランナー・デザイナーとしてヴァナを作り続けてくれること、そしてもぎヴァナにも来てくれる!(笑)ということが明言されたのが、喜ばしいところですよね!
藤戸さんのプロデュースとディレクションに全然不安はないので、「松井さんがやってくれないと;;」みたいな気持ちはないのですけど、松井さん・藤戸さん・望月さんという三人が揃ってガヤガヤやってるあの空気は、ほんと独特というか、かけがえのないトリオだと思うので、その姿をもう少しだけ見ていたいのじゃよ。これはもう、能力の問題ではなく、存在のちからなのだ。
日本人は(ほんとは日本に限らないのかも知れないけど)、輝くスタープレイヤーがバリバリ差配していく時より、何人かの気の合うメンバーがガッチリ組み合った塊になった時のパフォーマンスが高いので、「三人が揃って何かやってる」という場はこれからも維持していただければと思います。
あと、ほんと、「おこたでもぎヴァナ老人会」ぜひやってください(笑)。次のリアルイベントはそれだな(笑)。チケット取れなかったら本気で号泣しそうだから、同時配信してほしい。
★★★
田中弘道さんのプロデュースというのは、まさに不沈艦というか、何があっても揺るがない絶対安定のガルカナイトみたいな感じでした。
松井さんのプロデュースは、もぎヴァナや今はなき「ですてにぃといっしょ」で見ていた、あのタルタル白魔道士の空気で、いや実際の仕事ぶりにはあんなドジっこ要素はゼロなんですけど(笑)あくまで雰囲気として、こちらもちょっと気軽にツッコめる優しさが常にありました。ずーっとリジェネリフレシュスフィアが展開されてるような。
そこに甘えて、われわれプレイヤーは、ずいぶん心無いことを言ったり振る舞いをしたり、という場面があったのではないかと思います。特にヴァナ・ディール・プロジェクトの決断をせねばならなかった時は、本当に、もう本当に……大変だったでしょう。でも松井さんは決してトゲトゲした空気を出すことなく、しかし自分を曲げることなく、ヴァナを続けていくためになすべきことを貫き続けてくれました。
一方でアンバス2章での、容赦のない(笑)「戦闘の基本を身に付けない者は死ぬがよい」なバトルバランスを披露するギャップも、好きでした。
プロデューサーではなくなって、松井さんはこれから、一番自分の畑である開発・デザイン・プランニングのことだけ考えるという立場になれたと思うので、マイペースでも、ぜひまたヴァナの中に素敵な何かを創造して欲しいなぁと願います。
さて藤戸さんのプロデュース・ディレクションは……やはりあのエルヴァーン戦士のような、切れ味鋭い感じでしょうか。と言いつつ、藤戸さんはユーザーインターフェースなどをもともと担当されていたし、実は「地味で見えない部分を守っていく」のが得意な方なのではないかと、勝手に思っています。
就任で最初に明言したのがサーバーリプレイスだったのはとても「らしい」気がするのです。そういう土台って、ないがしろにされがちだし、こちらもあって当然と感謝を忘れがちなのですけど、これがしっかりしていることが一番大切なので、守ってくれる藤戸さんがいてこそ、われわれ冒険者はこれからも思う存分冒険にいけるというものです。
このところは、「大規模バージョンアップ終了とは何だったのか」とスレ立てされそうな勢いで新要素が増えまくって、私もやりたいことがどんどん上積みされて全く減らない(笑)という状態だったので、ここらでいったん立ち止まって、色々整理整頓維持管理フェーズに入ってくれるのは有り難かったりします。
発展だ!新規追加だ!新要素だ!とやっていくのは盛り上がるけど、そればかり追いかけるととっちらかって爆発しがちなので、「派手な発展はないように見えようとも、しっかり土台を整備します」という藤戸さんには、全幅の信頼を置けますよね。
そんなこんなで、改めて、冒険するぞー!と盛り上がったもぎヴァナでした。プライムウェポンは、たぶん当分手が届かないと思うけど、とりあえずエンブリオは頑張るぞ!