2019年04月11日

「スリに注意」看板を見てほくそ笑むスリ

ryuouhead.jpg
 あんまり楽しくない話をするので、ちょっとワルな感じのタルタル写真。
 龍王頭って、口元を隠す外見が、Evilぽいカッコよさがありますよね。


★★★

 私は、フォーラムやTwitterで、業者対策についてあーだこーだ議論したり、「ここに業者がいた!」みたいなSSをあげたりすることには、全然賛成ではありません。
 義憤の気持ちは伝わりますけれど、ああいうのは、目的に反してむしろ業者を助ける結果にしかならないと思っています。
 万人が閲覧可能で、人によっては書き込みもできるようなフォーラムで、業者対策をああしてこうしてとか書くのは、「犯人がガン見してて誘導発言をしまくる場で、捜査会議する」という、かなりアレな行為としか言えないのですが、まぁ人間というのは、望んでいる結果を得られる行動よりも、その瞬間の感情を満たす行動を優先しがちなので、長期的に業者活動を阻害して減らしていく行動よりも、今この時の怒りの感情を発散させる方を選ぶというのは、人間あるあるだなーとは思います。

 早くフォーラムのそれ系スレッドも沈んでくれないかなと思ってますけれど、まぁ義憤にかられた人が定期的に書き込むので、なかなか難しいですね……。
 と言いつつ、私も以前は若気の至り(笑)で、「ここで話しても意味はない」的なことを書いてスレッドを上げてしまっていたので、アレな人に変わりはないんですけど。

 業者のやり口は、確実に進化してるよなと思うのは、最近の業者らしきキャラクターの名前の変化です。長くて、意味のある単語を複数つらねてるのが増えてきましたね。あれも、フォーラムとかで「業者は意味のない文字の羅列の名前が多い」「名前をタイプするのが面倒で通報しにくい」みたいな情報があがってきたのをうまくキャッチして、「業者と特定しにくい名前」「通報する気を阻害させる名前」にしてるんだろうなーと思います。
 定期的に「今のシステムは○○なので通報しにくい、こう変更して通報しやすくしてくれ」みたいな発言が、フォーラムやらTwitterに上がりますが、通報する側のモチベーションが上がるやり方を明かすというのは、そのモチベーションを阻害する方法も明かすということなので、なんというか、「みんな業者に親切だよなぁ。犯罪とか縁のない善良な人たちの皮肉だなぁ」という切なさを感じる今日この頃です。
 ああいうのは皆が見ている場じゃなくて、STFへの通報フォームに書き込む方が、まだましだと思うよ。まぁ、返事がかえってこないとわかっているところに書き込み続けるのは、SNS慣れした人間にはかなりキツいと思うけれども。

★★★

 昔から言われていますが、「スリ注意」の看板は、スリを助けるという話があります。看板を見た人が、反射的に自分の貴重品の場所を手や視線で確認することで、スリにわざわざ「ここに貴重品があるよ」という重要情報を明かすことになる
からです。
 私の狭い発想では思いもつかないことだったので、それを聞いた時にはびっくりしましたけれど、聞いた直後は「知ったことでスリの裏をかける私」になれたような錯覚も抱いたことを覚えてます。
 でももちろん、それが私ごときにも知られてることになったということは、スリはすでに二手も三手も先をいっている可能性の方が高いんですよね。

★★★

 相手は自分より常に先をいっているという悪い状況を想定しながらも、希望を失わず、銀の弾丸がないことを呑み込んで、淡々と今できる小さなことを、手応えがすぐになくても積み重ね続ける。
 というのは、人間にとって本当に難しいことです。
「○○をしさえすればすぐに業者が激減する!」みたいな非現実的な願望に目をくらませたり、
「どうせ何をしてもダメさ、癒着してるんだろ」みたいな絶望に逃げ込んだり、
「どこかに即効的な夢の対策があるから話し合おう!」と存在しない聖杯探索を始めたり、
そういう行動の方が、短期的には脳にドーパミンがどばどば出るので、抗いにくいのだと思います。

 なのでもう、それはある程度は織り込み済みのものとして、情報はだくだくと業者側に駄々漏れしていくのだという覚悟の上で、対策していくしかないのかも知れないですね。
 そういう意味では、STFさんたちは、国家権力の保証のある警察よりも制約の厳しい中でやっていかなくてはならなくて、これは本当に大変できついよなぁとため息が出ます。いやほんとに、許されるなら夕飯とか奢ってねぎらいたい……(泣)。少なくとも私だったら絶対やってられない。

 私にできることは、せいぜい今やってるジョブポの手を止めて、目の前の不審なキャラクターのながーい名前をメモしてSTFの通報フォームにタイプして送信する、というちまちました活動で。
 それを私が普通にやってられるのは、たまたま私がチマチマスキーで、さらに「手応えがすぐに来ない小さな活動をやり続ける」ことに抵抗がないからですけど。
 そういうチマチマスキーな私を作り上げたのは、FF11での淡々とした日々の積み重ねなので(笑)、恩返しだと思っております。
posted by さとみん at 10:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑感
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