
このシーンは、FF12のナブディスのモチーフになったと、勝手に想像しております。
ぶるぶるさんのアルタナミッション進行もちょっとずつ前進しております。過去サンドリアの連続クエストがまさに佳境。色々匂わされてきたゾッグボッグの事情も明らかになってきます。
★★★

シラヌスは、もともとずっと仮面系の頭装備をつけていて目元がわからない感じで描写されているのですが、口調やモーションで表情が伝わってくるんですよね。
それが、弟のマシェーグの出来事以来、饒舌に話すシーンでさえも、あきらかに感情表現がなくなってすごく「無表情」な感じになります。彼の心が受けた傷が伝わってくる描写です。
アトルガン以降、ムービーシーンのモーション表現がすごく豊かになって、登場人物の心の動きがログ以外のところでもわかるようになってきているのですが、アルタナミッションはそれがさらに充実し、こういう「顔が見えないのに表情豊か」なキャラクターが「顔が見えなくて本当に表情も見えない」キャラクターになるという、複雑な描写が実現されています。さらっとやってますけど、結構すごいことですよねこれ。
少年エグゼニミルが、仲間のために軍規に反してでも単独行動を取るのを見送る父アルフォニミル、それに「全くあなたの若い頃そっくり」と軽口を叩きながら、具体的なことを何も言われてないのに「御意」とエグゼニミルの後を追う腹心の部下、というくだりは、実にお約束なんですけどめちゃくちゃかっこいい訳で。
何と言うか、エルヴァーンという種族はこういう「言わずとも伝わる」つながり、絆意識を持っているところがありますよね。
逆に言えばそれが悪い方向に出ると、エグゼニミルが無用にアルフォニミルに反発してしまったり、ロンジェルツが無駄に反感を買ったりといったトラブルが起こったり、「言わないと通じない異質な相手」である他国人へのあの驕慢で不快な言動に繋がったりする訳なんですけど。
ベヒーモスを倒した末にタブナジアへ向かうエグゼニミルとアルフォニミルを襲う、タブナジアの惨劇。前もちょろっと書きましたが、このタブナジアの話はFF12のナブディスの悲劇の元ネタになってるんじゃないかと、勝手に私は想像しています(笑)。
ここのくだりは、断片的ながらタブナジアが滅ぶ瞬間が真正面から描写されている数少ないシーンですね。光の弓の発動シーンにもちょっと似ていて、やはりあの聖剣は魔晶石に繋がる存在ではないかと感じました。
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