2023年05月05日

受け継がれるもの

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 一体どんな隠し事なのかと思ったら。

 エピオラトリー取得のための、最後のベヤルド祭りの怒濤っぷりに心が持っていかれて、クエストの感想を書くのをすっかり忘れておりました(笑)。今さらですが、簡単ながら感想を書いておこうと思います。






★★★


 ブラガさんがすごく申し訳なさそうに言うので、一体どんな恐ろしい話を聞かされるのかと怯えていたら、レクシムブレードが大剣に見えて実は細剣だった……という話でした。つまり、「マリアミは片手剣を使ってたんだから、レクシムブレードとマリアミは関係ないはずだよなぁ?」と思わせておいて、実はやっぱりレクシムブレードはマリアミを継ぐものであったというのが、「隠していた秘密」ということのようです。

 うん、そうじゃないかと思ってた。
 いや、まさかレクシムブレードが本当は片手剣だったとは思わなかったけど、ここまで来てマリアミと無関係のはずはないでしょう!!??(笑) 隠していたことっていうから、すごい悪いニュースなのかと思っちゃったじゃないですか!

 イドリス取得クエストは、イドリスを持っていたのが恐らくオーグストに特別な感情を抱いていたララ・レナィエであったのだろうということを匂わせつつ、全てははっきりと説明されずに、言霊ではあっても言葉には尽くせない「思い」「心」を受け継ぐようなクエストでした。オーグスト個人への忠誠を引き継ぐという訳ではなくて、そういう心を自分も他の誰かに向けていく、という意味で。

 一方のエピオラトリーのクエストでは、マリアミが遺したものはどちらかというと「魔力」そのものです。
 もちろんその底には仲間を守りたいという大きな思いはあった訳ですけど、それよりも個を越えた力自体が残り続けていたということがポイントになる話です。そして、その力が遙かな未来に、INV.ワークスというよくも悪くも革新的な存在が生み出した技術によって、別の形になる。

 エルゴンウェポンのクエストは、どちらも「過去に存在していた大切なものが、意図せず現在に受け継がれる」という骨格で共通しています。そしてどちらも、受け継がれるにあたって形は変わってしまいます。ララの心は残ったけれど、彼女自身はフォモルになってしまった。マリアミの力は残ったけれど、彼女は死んでその武器も種類すら変わってしまった。
 逆に言えば、形は変わっていくけれど、変わらないで遺されるものがあって、それは受け継がれていくし、また受け継いでいくのが未来の人間の責務なのだ。そういう物語です。

 そして、心を受け継ぐことも、力を受け継いでいくことも、どちらも大切ですよね。心のない力も、力のない心も、意味を作っていくことはできない訳だから。
 やはり風水士と魔導剣士という存在は対になっていて、片方だけではダメで、お互いを補い合っていかないといけないのでしょう。ヴァナ・ディールのジョブというのは、全てそういうものだけれど、アドゥリンジョブ、エルゴンウェポンはそれが特に強く表現されていると思います。
posted by さとみん at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | RMEA
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