
イーグルアイに敗れる。
ぶるぶるさんのアドゥリンクエスト、「渇く」連続シリーズの最終話「幻世の渇愛」をクリアいたしました。
このクエスト、最後にとんでもないイーグルアイを撃ってくるフォモルと戦うことになるのですが、さとみんの時は忍者のひきょうな身替の術を使い、敵が木人を撃ち抜くのを鼻歌交じりに見ていたのですけど、ぶるぶるさんはそんなひきょうな技を持っておりません。
とりあえずAAHMを呼んでタゲとってくれないかなーとやってみましたが、AAHMはナイトがいるとアタッカー寄りに動いてしまうので、全然タゲが回らず、そしてイーグルアイ発動の前に倒し切ることもできず、あえなく散りました(笑)。
インビンシブルを使えばよかった、と思ったけど、インビンてイーグルアイは防げないんだっけ?
どうしようかなぁと悩んだのですが、結局アビセア以来使っていなかった戦士を引っ張り出して、AAHMにタゲを取ってもらいつつ、ザイドIIとシャントットIIと三人で連携を作ってMBしてもらって倒しました。アビセア以来まともにマクロも作ってない戦士ですが、何とかなったよ。よかった。
この間のA.M.A.N.トローブで、戦士の斧が出てしまい、「アビセアの時に出てほしかった」とかぼやいていたので、アルタナ様が戦士の出番を作ってくれたのかも知れない(笑)。
★★★

改めて今回通しで見てみましたが、このクエストは本当にぞっとする語りが仕組まれていて、何度やっても怖い……。
アドゥリンに移動して記憶が破壊される瞬間に、たまたま知らない冒険者さんが一心不乱に物干し竿を作っていて(笑)、それがすごい日常感の演出になってしまっていて、恐怖が倍増したよ……。
このクエストで関係者の記憶が失われてしまうのは、バラモアが記憶を奪っているからなのですが、冒険者の記憶を奪っていく何者かの口調が明らかにバラモアとは思えないので、以前も書いたように今現在、実際に記憶を破壊してるのは実はパロメルの深層心理なんじゃないかなーと考えています。戻った記憶が示すことに、パロメルの心が色々な意味で耐えられないから。ロリッサがやっているという可能性もないではないけど、ロリッサにしては口調がなめらかだしね……。
あと、実はパロメルが魔導撮像匣Sを奪ってからヨルシア森林で戦闘する前に、街にいるパロメルに話しかけると、「ふ、ふふ……。あんな危ないものは捨てといたから……。わ、私は何も知らない。何も見えないし、何も聞こえない。」と返事をするのですが、この返事は記憶を失って混乱している人というよりも、記憶を否定している人の返事って感じがしませんか……。
バラモアがクズオブクズであることは言うまでもないので、パロメルの心にそういう時限爆弾を仕込んで記憶消失システムを組んでいる可能性もあって、だとすると本当にクズいのですが。
でもバラモアの性格を考えると「記憶が戻って苦しむっていうのも、ドラマチックだよね♪」みたいなことを言い出しそうなので、そこまで記憶消失の継続にこだわらないような気もして、今現在のパロメルの行動は、バラモアに操られているよりも彼女自身が自分の心を守るためにやっていることだという可能性も、結構濃いと思います……怖い……。
そしてマルグレートの上司がこっちを襲ってくるのも、パロメルのそういう心を理解してしまったがゆえに、あえてこれ以上この事件を掘り返さないようにする警告という線が、個人的には有力かなと。
いや警告で殺すなよとは言いたいですけど(笑)。
ロスキンの一連の行動がマルグレートに負けたことへの意趣返しであったり、「メルヴィアン殺人事件」がらみでシュネデック家の当主レジナルドがマルグレートが持つ「人を駒のように扱ってゲームのように謎解きに熱中する」危うさをそれとなく指摘したり、そして何より全てを自分の快楽のゲームとして弄ぶバラモアが背後にいたり。
この連続クエストは、軽いノリの掛け合いの裏に深刻な病んだ心を潜ませていて、そういう意味でもちょっとライトノベルズみたいだなーと思います。
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