
この先の話は、SSとは何の関係もないクポ。
全くどうでもいい妄想話なんですが。
先日の朗読劇の「心の院 最高機密」で、ミルフィーユのHQレシピ「谷間の姫百合」のレシピをカラハバルハが開発したエピソードが出てきて、これが公式史実だとするとミルフィーユの生みの親はカラハバルハになる訳です。
しかし、朗読劇をリアルでご覧になった or 台本を購入してお読みになった方はご存知の通り、実はカラハバルハ(というかあの人)が黒革の手帖に記していたレシピは、「鳥の卵、セルビナミルク、セージ、炎のクリスタル……」となっています。
そして今ヴァナで使われているミルフィーユのレシピは、「パイ生地×3 + ロランベリー + メープルシュガー + セルビナミルク + 鳥の卵 + 蒸留水」なので……セージがどこにもないのだ!
この謎をとりとめなく考えようという話です(笑)。
可能性その1 調理ギルドがカラハバルハのレシピを改変した
劇中では、フォイムイくんが調理ギルドに協力してもらってレシピを再現したことになっています。しかし、その直接のレシピを調理ギルドが冒険者に公開しているとは限りません。もしかしたら、調理ギルドが「これない方が作りやすいんじゃね?」とカットしたレシピが、公開されているのかも。
可能性その2 大戦当時の食糧事情
カラハバルハが星の神子様に谷間の姫百合を披露した時は、水晶大戦まっただ中。「新鮮な鳥の卵が手に入ったので……」と言っているように、スイーツの材料は稀少だったはず。ウィンダスの最高権力に近い存在のカラハバルハと言えども、簡単には手に入らなかったでしょう。モノがなければどうしようもない訳で。
もしかしたら当時はロランベリーもほとんど手に入らなかった可能性があり、「パイ生地にクリーム挟むのがやっと、それさえ超贅沢品」だったのかも知れません。
しかし、材料自体が良質ならそういうシンプルな構成もアリですが、これもまた当時の状況を考えれば、鳥の卵以外の材料はそんなに質がよくなかったということも考えられます。そういうイマイチな質の材料で作ったパイ生地やクリームの味わいを底上げするための風味として、あえてカラハバルハはセージを入れたのかも! セージの花は可愛いエディブルフラワーでもあるので、見た目もいいし!
であるなら、現在のヴァナは豊かになっていい材料も手に入るので、あえてセージを入れなくてもいい、むしろ入れない方がいいと調理ギルドが考えたのも納得。
可能性その3 セージは星の神子様に捧げたもの
セージというハーブは、実はあんまりスイーツに使うことは多くありません。現代では、もっぱら肉や魚の料理の風味付け、あとはクラッカーなどの塩系のものに使うことが多いです。だからこそ、ミルフィーユに使っているのが際立つ訳ですが。
しかし、単なる風味としてのセージはそうですが、そもそもセージとはもともと強い抗酸化作用と薬効を持ち、いわゆる「医者いらず」と言われる薬用植物のひとつです。
カラハバルハがレシピにセージを入れたのは、単なる味ではなく、スイーツであっても神子様の健康を損なうようなことがないように、いやむしろますます健康になるように!という願いなのかも知れません。
調理ギルドはそんなことを露知らず、あるいは逆に「このセージは神子様に捧げる用なんだろうな」と何となく察して、レシピから取り除いたのかも。
……こういう妄想をするのって楽しいですね(笑)。今日はメンテであまりログインできなかったので、脳内ヴァナで楽しみつつ、頑張ってリアルの部屋の整理をしてました。また明日ログインするぞ!